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- 末藤章さん-花の店-おおさかや
花への想いや、お仕事の上で意識されていることなど、
フローリストの方々に様々なお話を伺います。
その人のために作る
お客様に合ったものを作る。同じものを量産するのではなく、来店されるお客様の要望を聞くようにしますが、大体がお任せでと言われます。
そのためその人の服装の色等から想像してデザインを考えます。
受取る人と直接話をしているわけではないので、渡す人が気に入ってもらうことが一番と考えています。渡す人がビシッとしたスーツを着ていれば渋めのデザインをカジュアルな服装なら優しい色とかパステル系の色合いを意識して作ります。
店が暇なときに種を蒔く
「お客さん来ないし暇だし」と言っているだけであれば店はダメになると思います。立地の良し悪しでなく、商売の種を蒔く努力をしているところはどこに店を出そうが繁盛するでしょうし、そうでないところはダメになっていくと思います。
困っている方や相談事への初動、何事も面倒臭がらず前向きに動くこと
種を蒔くことに関連しますが、縁は大事にします。DIY講習会や地方のイベントで色々な方と知り合うことがあるのですが、そのような新たな繋がりを絶やさないようにしています。また、遠方の花屋さんから注文を受けたり配達を頼まれたり、人から何かアドバイスを求められたりする時は、なるべく断らないようにしています。そうすると逆に困った時に助けてもらえます。新たな商売の話が転がり込んだりするのも、人との繋がりが増えて維持されているからだと思います。「あいつに仕事を頼んだらそっけなかったで」とか言われたらチャンスは転がってこないと思います。「困っている方や相談事への初動」「何事も面倒臭がらず前向きに動くこと」を大切にしています。
みんなで仲良く楽しく商売ができる環境を作っていきたい
花が足りない時はためらわず貸してもらうようにしているのですが、借りるのが格好悪いと思い、やせ我慢して気取っていても仕方ないと思います。こちらから声を掛けてお願いごとをすると、相手からも「手伝ってくれる?」と声が掛かります。たぶん、みんな困っていることがあると思うので、お互い遠慮なく助け合える環境を作らないと今の厳しい花業界の中で生き残っていけないと思います。繰り返しになりますが、人との縁を大事にしながら助け合い、みんなが楽しく商売できるようにしたいと思います。