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花への想いや、お仕事の上で意識されていることなど、
フローリストの方々に様々なお話を伺います。
2020.01.31
平田隆さん
HANA MENTAL
お客様に喜んでいただけるものを創る
花業界は厳しい状況にあるので、自店に来て頂くためにどのように他店との差別化を図って自店の特長を出していくことをいつも考えています。
具体的には、お花の仕入れ、店内ディスプレイ、色の取り合わせ、デザインに至るまで、差別化を考えています。差別化といっても、お客様に喜んで頂けることが前提条件となります。
デザインのヒントは至る所に
自然をデザインのヒントにすることが多いのですが、いわゆる田舎の方の自然だけでなく、都会の中にある自然からもイメージを掻き立ててくれる時があります。例えば、アスファルトから力強く突き出している雑草からでもフラワーデザインで表現したいなとか思ったりします。旅行に行っても街中をただ歩いているだけでも色々アイデアのもとになるものが転がっています。
温故知新と一期一会
デザインは温故知新と思います。最先端のモノやコトだけでなく、古くから続く伝統、諸先輩方からの教えから自分が気づかなかった新たな発見があります。また、使う花は一期一会と思っています。今日活ける花は、お客様の手に渡った瞬間二度と出会うことがなくなるので、活ける一瞬を大事にしています。
もっと自分らしく
昔から変っていないことは、自分らしくありたいと思うことです。丸く収まるのではなく、尖がった部分は持ち続けたく思います。チャレンジし続けて自分らしさに磨きをかけたいと思います。
時代の流れなのか分かりませんが、今の若い人は勉強したことに忠実になりすぎて個性が失われている気がします。「このデザイン、どこかでみたことがあるな」と思うことが多々あります。厳しい時代だからこそ、自分の殻を突き破るようなチャレンジをして欲しいです。